ワシントンDCのつれづれなる日々

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Les Miserables (レ・ミゼラブル)観劇

ワシントンDCのナショナル・シアターにて、「Les Miserables 」(レ・ミゼラブル、通称『レミゼ』)を観劇してきました。



すでにロンドンで2回ほど観劇したことがあるし、見ようかどうか迷ってたんですよ。

でも、ラジオのクラシックFMをつけるたびに “ Last Engagement in Washington DC!(ワシントンDC、最後の興行!)”とか宣伝されちゃうし。
ロンドンで見たのももう、10年前だし。
ブロードウェーではすでに閉幕、これから先ロンドンに行っても、きっと見たことのない別の作品見ちゃうだろうし。

で、結局久々にレミゼのCDを取り出して聞いてたら、何かもう、見ずにはいられなくなっちゃったんですよね。

でも見終わって、見てよかったなぁってしみじみ思いました。
これでレミゼを見るのは3回目だけど、今までのなかで一番心にしみて、途中、目がウルウルしましたよ。

一番最初に見たのは、初めてロンドンへ行ったとき。
その時もくるくる回って場面転換する舞台とか、役者さんとかの歌唱力に「すごいなぁ」って感心したけど、何せストーリーがさっぱり分かんなかった。

むかーし読んだ「ああ無情」もすっかり忘れちゃってたし、何しろ登場人物が多くて筋が追いきれない。
加えて場面転換も多いし。

これほど世界各地で上演されている名作なんですが、ほとんど感動しなかったんですよね。
というかむしろ眠かった( ̄▽ ̄;)

その後、イギリス留学時代にもう一度、今度はストーリーを勉強してから見に行きました。
予備知識を仕入れていったので筋は分かったけど、今度はストーリーを追うのに一生懸命で、これまた感動という感じではなかったんです。

でも今回は、すでに登場人物もストーリーも曲も、頭の中に入っていました。
そして多分、10年前よりは少しだけ大人になった私。
少しだけ、社会という荒波に揉まれた私。

今回、10年前には分からなかった登場人物それぞれの思いが、分かり始めた気がしました。

主人公のジャン・バルジャンを捕えようと追い続けながら、彼に命を救われ、自分の信念が揺らいで自殺をしてしまうジャベール警部。
自分の娘の行く末を、ジャン・バルジャンに託すフォンティーヌ。
フォンティーヌの娘、コゼットを自らの娘のように慈しみ、コゼットのために彼女の恋人マリウスを救いに行くジャン・バルジャン。
マリウスの心がコゼットにあると知りながら、それでもマリウスを愛し続けるエポニーヌ。

動乱の中、それぞれが一生懸命生きていて、泥棒まがいのことばかりしているテナルディエ夫妻にさえも愛着が湧いてきてしまいました。

楽曲や舞台構成に関しては以前から素晴らしいと感じていましたが、今こうして見てみると人物造詣もかなりのものです。
このあたりが、やはり世界中で上演されている所以なのかもしれません。

今回特に素晴らしかったのは、ジャン・バルジャン役の役者さん。
張りがあって、温かみがあって、でも寂しげな感情表現も抜群の歌声に、ジャン・バルジャンの生き様を見ることができました。
プロフィールを見てみたところ、ブロードウェーの閉幕間際のレミゼでもジャン・バルジャン役をやっていたようです。
なるほどねぇ~と、妙に納得(^-^)

ジャベール警部役の方も良かったし、エポニーヌ役の役者さんの声も好きでした。

一つ残念だったのが、コゼットの母親フォンティーヌ役の役者さんがアジア系の方だったこと。
歌唱力や演技力は申し分ないのだけど、フォンティーヌはアジア系じゃない!!というイメージがあるもので、「うぅ~、なんか違うっ!!(--;)」という思いが拭いきれなかったです。

同じ作品でも、時間とともに感じ方が変わるものですね。
そんなことを思いながら、今、家でレミゼのCDをかけまくっております(笑)


<追記>
ニューヨークのストライキがようやく終了したようですね。
バスも地下鉄も走っておらず、タクシーはなかなかつかまらず、ニューヨーカーはこの寒い中、歩いて通勤してたとか。
数日前より友人が2人ほどニューヨークに行っているのですが、大丈夫だったんだろうか。。。(--;)


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映画試写会 「Rent」

映画 「Rent」 の試写会に行ってきました!



ブロードウェーで今なお根強い人気を誇る同名ミュージカルの映画化です。
公開されたら見に行こうと思っていた矢先、友人が試写会のチケットを譲ってくれました♪

何を隠そう、私、ミュージカル 「Rent」 が大好きだったりします(〃◇〃♪)
今まで見たミュージカルは数あれど、その中でも特に気に入る作品って案外少なかったりするんですよね。
私のお気に入りミュージカル作品はこの 「Rent」 を含めても4つほどしかありません。
オペラ「ラ・ボエーム」を基に、ニューヨークのイーストビレッジに住む若者達の姿を描いたミュージカル、「Rent」。
エイズ、ドラッグといった問題に直面しながらも「過去でも未来でもない、今という一瞬を生きる」現代のニューヨーカーの姿をリアルに描き、その素晴らしい楽曲と共にブロードウェーで一躍大ヒットを記録。
作詞・作曲・脚本のジョナサン・ラーソンは、長年の夢であったブロードウェー上演初日の前日に35歳という若さで急死。
それでも彼の魂が乗り移ったかのように「Rent」は力強く彼のメッセージを伝え続けています。

最初に「Rent」の舞台を見たのは、日本版の舞台でした。
そのときは興味深い作品だと思ったんですけど、さして感動は覚えなかったんです。
が、ブロードウェーの来日公演を見たときには思わず体がゾクッとするほどの感動を覚えました。

そして実感しました。
このミュージカルはキャストがアメリカ人でないと息づかないのだ、ということを。
日本人キャストが歌やダンスで技量的に劣るとかいうことではなく、そもそも私たち日本人がドラッグやエイズを語ったところでアメリカ人のような切実性はないんだ、ということを。
そして切実にそれらを語ることができなければこのミュージカルのメッセージは伝わらないんだ、ということを。

映画ではそのミュージカルの魅力が衰えてしまわないかどうか不安だったけれど、どうやらその不安は杞憂でした。
舞台ほどの迫力は欠けるにしても、舞台では目にすることができないニューヨークの街並みが映像として加わることで、ストーリーがずっと鮮明に心に焼きつきました。

アメリカに住むようになって初めてニューヨークにも行き、その街並みを自分の目で見たあとではなおのこと心に染み入りました。
壁の落書きや、アパートの外階段とか、そんな何気ない風景に「ああ、ニューヨークだなぁ・・・」と思ったりして。

実は見に行くまで、主要キャストのほとんどはブロードウェーのオリジナルキャストだということを知らなかったんですよ(^_^;)
なんと、主要キャスト8人中、ヒロイン ミミ役とレズビアンの弁護士 ジョアンヌ役を除く6人が、ブロードウェーオリジナルキャストです。

いやしかし、さすがです、オリジナルキャストの皆さま。
そしてオリジナルキャストでないおニ人も、さながらオリジナルキャストかと思うほどはまっていました。
おかげさまで舞台版の楽曲の魅力が半減することもなく、ミスキャストな違和感を覚えることもなく、どっぷり「Rent」の世界にはまることができました。

いやぁ、それにしてもブロードウェーのオリジナルキャストに映画版を演じてもらえるってすごすぎやしません?
やっぱりジョナサン・ラーソンの意志を受け継いだオリジナル・キャストなだけに、この作品に対する思い入れがそれだけ強いってことなんでしょうね。

もし同じように「オペラ座の怪人」がオリジナルキャストで映画化されて、サラ・ブライトマンがクリスティーヌを演じちゃったりなんかしちゃった日にゃ、きっと卒倒しちゃってましたね、私(笑)

試写会は21日だったのですが、今日23日から映画館で公開になりました。
クリスマスシーズンの話だけに、アメリカでのこの時期の公開はまさにグッドタイミングだと思います。
日本でも公開されるでしょうか?
ざっと調べてみただけでも、日本にもかなりの「Rent」ファンがいるようなので、日本でも公開されるといいなぁと思ってます。


本田美奈子さんの訃報を聞いて

本田美奈子さんが、急性骨髄性白血病のため38歳という若さで他界しました。
9日に行われた告別式には、関係者やファン、約3700人が集まったそうです。

私は特に彼女の歌声が好きだったわけでもなく、ファンであったわけでもないのですが、それでもやはりこの訃報は衝撃的でした。

アイドルからミュージカルの世界へ活路をひらいたその生き方は、それまでの誰にもなかった路でした。

細い体から出る力強い歌声。
ケガをしながらも演じ続けた「ミス・サイゴン」。
次々に射止める舞台出演。

まさにプロの舞台俳優として仕事に真摯な姿勢で臨んでいることが、伝わってきていました。
今の日本のミュージカル界になくてはならない人だと思っていたし、今後も活躍し続けていってくれるものと思っていました。
今後も、他の誰にもできない風を吹かせてくれるものと思っていました。

実力を認められ、これからさらに飛躍するはずだったのに。
きっと病気から回復して、舞台に戻ってくると思っていたのに。

ご冥福を、心からお祈りしたいと思います。


トニー賞発表!

夏です、暑いです、湿気高いです。
ここ数日ワシントンDCは最高気温30℃代の日々が続いています。
冬は思い切り乾燥するのに、夏になると湿度高いんかい!
と、妙な怒りすら覚えます。

その暑いなか、先日の日曜日についに今年のトニー賞が発表になりました!!

トニー賞とは、簡単に言えば演劇界のアカデミー賞。
ブロードウェーで上演された演劇・ミュージカルを対象に、年に一度、25部門において賞が選出されます。
アメリカの演劇界においては最高権威を持つ賞。
授賞式がテレビ放映されてたので、かじりつくように(笑)見ていました。

日本じゃBS入ってなかったですからね、初めてでした、トニー賞の授賞式見るの。
授賞式の形態はまったくアカデミー賞と同じ。
出てくる役者が舞台俳優になり、「オスカー」という言葉が「トニー」になっただけ、という感じです。
司会が会場を笑わせ、たまに余興をはさみつつ、賞ごとに男女2人のプレゼンテーターが出てきて賞の発表と表彰、受賞者のスピーチ・・・という流れは同じでした。

アカデミー賞に比べ、日本では知名度の低いトニー賞。
それでも今年は宮元亜門さん演出の『Pacific Overture(太平洋序曲)』が4部門でトニー賞にノミネートされ、日本でも注目を集めましたね(^_^)
結果としては受賞ならずでしたが、亜門さん、今後も頑張ってくださーい!!

さてさて、今年のトニー賞の結果は以下のとおりでした。

『THE LIGHT IN THE PIAZZA(ライト・イン・ザ・ピアッツァ)』
→ 最多6部門受賞
『MONTY PYTHON’S SPAMALOT(モンティパイソンのスパマロット)』
→ 作品賞含む3部門受賞
『THE 25TH ANNUAL PUTNAM COUNTY SPELLING BEE(第25回パットナム郡スペリング競技会)』
→ 2部門受賞
『LA CAGE AUX FALLES(ラ・カージュ・オ・フォール)』
→ 2部門受賞
『DIRTY ROTTEN SCOUNDRELS(ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ)』
→ 1部門受賞

自慢じゃないですが。

受賞作品、一つも見たことありませんっ(^-^;)

なにしろ、今年の2月にようやく初・ブロードウェー観劇だったワタクシ。
これらにどうこう言えるほどの専門家じゃあございません。

でもやっぱり授賞式はおもしろかった。
私にとってはアカデミー賞の授賞式より断然おもしろかった。
3時間くらいのテレビ中継を、あますところなく、くまなく見ちゃいました。

ニューヨーク在住でもなければ、ブロードウェーもまだ一度しか行ったことないし、作品も俳優もまったく分かんないんですが、それでもおもしろかったのはところどころに入る余興のおかげ。
表彰の途中途中、ノミネート作品の一場面が舞台上に再現され、一度も見たことのない作品でも「へぇ~!!こんな感じのミュージカルなんだ~!!(〃◇〃♪)」と興味津々。

見ていておもしろそうなミュージカルだな~と思ったのが、
『THE LIGHT IN THE PIAZZA(ライト・イン・ザ・ピアッツァ)』と、
『DIRTY ROTTEN SCOUNDRELS(ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ)』。

でも一番おもしろそうで、興味をひかれたのは
『THE 25TH ANNUAL PUTNAM COUNTY SPELLING BEE(第25回パットナム郡スペリング競技会)』。(以下、『SPELLING BEE』と記載します)

つい先日知ったんですが、アメリカではスペリング大会というのがあります。
この間、たまたまテレビつけたらやってました。
中学生くらいの子がサンドイッチマンのように首から参加者番号下げて、「エイチ、アイ、・・・」とか言ってるんで、なんだこりゃと思ったんですが、これがスペリング大会らしいです。

ネイティブスピーカーでもほとんど聞かないような小難しい単語の発音を聞き、その定義や文例をヒントにしながら、その単語のスペリングを当てるという大会。
『SPELLING BEE』は、このスペリング大会を題材にしたミュージカルです。

私にとっては未知なる世界、スペリング大会。
その大会が舞台という点とか、この『SPELLING BEE』で助演男優賞を取ったDan Foglerの個性的なキャラクターとか、この舞台、なんだかとってもおもしろそうな感じがしました(^-^)

逆に「このおもしろさ、ぜんっぜん分かんないだろーなー(^_^;)」と思ったのが、
『MONTY PYTHON’S SPAMALOT(モンティパイソンのスパマロット)』。

イギリスの有名なコメディグループ、モンティパイソンの映画を題材にした作品らしいんですが、私にとっては「モンティパイソン?誰それ??」という感じ( ̄▽ ̄;A
やっぱりこういうのって、モンティパイソンのオリジナルのギャグが理解でき、かつ笑える人でないと、分かんないじゃないかなぁと感じたものでした。

ちなみに、“SPAMALOT”ってなんだろーと思ったのですが、“Spam a lot(たくさんスパムする)”ということのよう。
モンティパイソンの有名コントで、ランチョンミートの商品名“Spam”をひたすら連呼するものがあるらしいですね。
タイトルすら調べないと分からないだなんて、やっぱり難易度高いな~( ̄◇ ̄;)

んー、授賞式見てたらブロードウェー行きたくなってきたぞぉ・・・。
とは言え、実際に行けるのはいつになることやら。


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えー、ニューヨークに行く特急電車アムトラックは、故障だかなんだかで、数ヶ月間運行していません。運転再開の目処もたってません。いやぁ、アメリカですなぁ・・・。
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『Mamma Mia!』観劇

ワシントンDCのナショナルシアターにてミュージカル「Mamma Mia!」(ママ・ミーア!)を観劇してきました。
日本でもすでに有名なこのミュージカルは、全編がABBAの曲で構成されているミュージカルです。

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感想は、予想していたよりおもしろかった(笑)。
というのは、日本で見た「ママ・ミーア!」が結構退屈だったから(^_^;)

日本版「ママ・ミーア!」は言わずと知れた劇団○○が公演していたものですが、主演のドナを演じる保坂知寿さん以外は見るべきところがないと言うか、何と言うか。
おかげで保坂さんが出演している場面以外はほとんど印象に残ってなかったりします。ハハハ・・・( ̄▽ ̄;A

劇団○○ファンの皆様には申し訳ないのですが、ワタクシ、どうにもこの劇団特有の発声方法が苦手。
台詞を聞きやすくするためこの劇団特有では独自の発声方法が採用されていますが、あまりにも統一されすぎていて、役者さんの個性が光ってこないんですよね。
一つの型にはまりすぎていて、役者の個性とか情熱とか、本来舞台だからこそリアルに伝わってくるべきはずのものが伝わってこないなっていつも思ってしまう。

保坂知寿さんは素晴らしかったですけどね~。
もともと保坂さんのドナが見たくて行った舞台だったので、そういう点では満足できたのですが。

さて、ひるがえってここワシントンDCでの「ママ・ミーア!」。
ナショナルツアー組が演じる「ママ・ミーア!」なのでブロードウェーの舞台よりレベルは落ちるはずですが、すべての役者の歌唱力はみんな、かなりのレベル。
さすがアメリカ、層の厚さを感じますっ!

ヒロイン・ソフィー役のBekah Nuttも十分歌の上手い役者でしたが、やはり主演のドナ役Lauren Mufsonの歌声が秀逸でした。
2幕の終盤、ドナが独唱で“The Winner Takes It All”を歌うところでは思わず聞き入ってしまいました。
声もいいのですが、ドナのちょっともの悲しげな感情の込め方が本当に上手(^_^)
保坂さんのドナのときもこの曲が一番好きでしたが、やっぱり役者が違うと感情表現も違ってくるものだなぁ~と改めて感じました。

もともと、このミュージカルは歌唱力が命。
何せ、「ABBAの曲でミュージカルを作る」ことがまず有りき、なこのミュージカル。
したがってストーリーもごくごく単純で、しかもABBAの曲が使えるようなストーリーを無理やり作り出している感じも否めません。

主役のドナとその友人2人が昔ABBAのごときシンガーグループを結成していたという設定なぞ、都合よすぎですヾ( ̄  ̄) オイオイ
既成の曲でミュージカルを作るってそれだけかなり無理が出てくるので、いきおいストーリーに深みをもたせるなんて土台無理な話かもしれませんが、「この場面でこの曲って、なんかかなり無理やり・・・(-_-;)」と思うことが多いのが正直なところ。

上であげた“The Winner Takes It All”などはストーリーと曲がかなりしっくり合っていたので、やはりそういう曲の方が見ていて感情移入しやすいのかな、と思いました。

なので、このミュージカルを支えているのはひとえにABBAの楽曲の魅力。
ストーリーもダンスの振り付けも特に目を引くところや考えさせるところはないので、純粋にABBAの曲を楽しむという姿勢で臨むのがマル、なミュージカルです。

このミュージカルを見ていて思ったのは、イギリス・ウェストエンド発のミュージカルと、アメリカ・ブロードウェー発のミュージカルって違うんだなってこと。

アメリカ・ブロードウェー発のミュージカルは語って聞かせる物語というよりも、そこから何らかのメッセージを発信していることが重要視されている気がします。

アメリカに来てから「ヘアスプレー」「ビッグリバー」などを見ましたが、そのストーリーの根底にはどうしても「異形の排除」、つまりは人種差別問題に対するメッセージが垣間見えます。
おそらくそれは、私たちが思っている以上にこの国では根が深い問題で、この現代社会においてもやはり考えなくてはならない問題なのでしょう。
すべてのミュージカルがそういうわけではありませんが、そんな作品が多いのは事実。
それに加えてテンポのよい台詞回しとジョーク、そしてダンスシーンの振り付けに凝るのがブロードウェー産。

対して、イギリス・ウェストエンド産ミュージカル。
「レ・ミゼラブル」「オペラ座の怪人」など、ストーリーに重厚感があるけれども、そこにブロードウェー産のような社会問題に対するメッセージはありません。
多くはそのストーリーの世界に入って、純粋にそれを楽しむためのミュージカル。
小説をもとにしたミュージカルも多くて、そのためかストーリーもしっかりしています。
そのストーリーの世界を広げるために、衣装舞台装置に凝るのがウェストエンド産。
「ママ・ミーア!」はウェストエンド発ですが、ABBAの楽曲でミュージカルを作るという発想からして、そこに社会的なメッセージを発信するような意図は感じられません。
何かを伝えるための手段としてのミュージカルではなく、ABBAの楽曲を聞かせるためのミュージカル、という発想はブロードウェーからでは生まれないんじゃないかな、という感じがしたものでした。


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